ファミリーに人気のエリア
- 首都圏（二子玉川、川口、青葉台、吉祥寺、光が丘、西葛西、西東京市、三鷹市）
- 関西圏（豊中市、吹田市、左京区、東灘区、阿倍野区）
首都圏/二子玉川
二子玉川は、東京都世田谷区に位置する、東急田園都市線・大井町線二子玉川駅周辺を中心としたエリア。「ニコタマ」「フタコ」の愛称で知られます。
渋谷から東急田園都市線で11分の二子玉川は、1969年に駅西口に日本初の郊外型ショッピングセンター（SC）として玉川高島屋SCがオープンし、現在に至るまで街を象徴する存在となっています。
高島屋を中心とした西口の盛況に比べ東口の開発は一歩遅れをとっていましたが、2005年に再開発事業が認可を得て、超高層の商業棟とホテル、最高151mの超高層マンションなどが計画されており、今後の発展が期待されます。駅から至近の距離にある多摩川周辺には農地も多く、自然も残され、サッカー場や野球場などの施設も充実。都会的な洗練と自然とを同時に楽しめる、心豊かな生活が実現できる街です。都会の喧噪を離れ、スローなくらしを志向するファミリーにとってはまさにうってつけではないでしょうか。
首都圏/川口
埼玉県川口市は県南部に位置し、人口は約50万人。県内ではさいたま市に次ぐ規模を誇ります。荒川を隔てて東京都と隣接していることから古くからベッドタウンとして、都内に通勤・通学するいわゆる「埼玉都民」が多く在住していることで知られます。
京浜東北線川口駅、埼玉高速鉄道川口元郷駅が利用でき、隣の赤羽では埼京線、新宿湘南ライン、高崎線、宇都宮線へも乗り換え可能、と抜群の足回りを誇りますが、「鋳物の街」やオートレースのイメージ、あるいは全国有数の繁華街である西川口が隣接している事から、これまではその利便性に比べてファミリー層の人気はあまり高くはなかったのが実情です。
しかしながら近年は、2001年開業の埼玉高速鉄道沿線の開発や、06年の駅前再開発を契機に、駅周辺の公共施設や大型商業施設の充実、タワーマンションの建設など、急速にそのイメージを高めてきています。いまもっとも注目すべき街のひとつかもしれません。
首都圏/青葉台
青葉台は横浜市青葉区西部に位置し、地域内には東急田園都市線青葉台駅があります。渋谷まで20数分という地の利も相まって、沿線でも屈指の人気エリアとなっています。
駅周辺は区内最大の商業地域となっており、北口には大きなバスターミナルを有し、多くの路線が乗り入れています。駅南部にはすぐ傍らを国道246号が通り、交通の利便性にも優れます。
通りが広くつくられ、住宅地と商業地が程よいバランスで点在し、相互に干渉し合わない街のレイアウトは、ファミリーにとっては理想的な環境かもしれません。公園や学校も計画的に配置され、地域全体が持つ教育への意識の高さをかいま見ることができます。確かに全体の相場は高い地域ですが、医療や福祉などの社会基盤も整備され、終の住処を求める方には有力な選択肢となるのではないでしょうか。
首都圏/吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺は、武蔵野市の東端に位置し、都内屈指の人気を誇る街として広く知られています。京王井の頭線で渋谷、JR中央線で新宿と、2つの巨大ターミナル駅と直結し、利便性も良好です。
駅周辺には、デパートや中小の多種多様な形態の商店街が集まり、ファッションやグルメ、カルチャーに関心の高い、若いファミリーには特に魅力的な街でしょう。
そして吉祥寺と言えば、日本初の郊外型の公園として作られた井の頭公園。季節を問わず、大勢の人で賑わっています。
「住みたい街」アンケートなどでは常に上位を占める人気ぶりですが、駅周辺に公園や商業施設などが充実しているため、駅から徒歩圏内にはファミリー向けの物件は期待できないかもしれません。最低でも徒歩10分以上は覚悟した方が良さそうです。
首都圏/光が丘
東京都練馬区北部に位置する光が丘は、多くの団地が立ち並ぶ、巨大な新興団地群を形成しています。南北に大きくウイングをひろげる広大なエリアのため、東武東上線成増駅、東京メトロ有楽町線・副都心線地下鉄成増駅・地下鉄赤塚駅・平和台駅、西武池袋線練馬高野台駅など、利用可能な駅も多岐にわたります。
居住地域によって様々な表情を持つ街ですが、中心部には大江戸線の始発、光が丘駅があり、周辺には都立光が丘公園を始め、ショッピングセンターIMA、ホテル、美術館などが立ち並ぶ文化の香り高い街として人気です。区の子育て支援事業など、若いファミリーへのサポート体制も充実しています。
光が丘公園には図書館、体育館、テニスコート、陸上競技場、野球場が用意され、緑濃い園内に、多くの人々の歓声が響きます。
豊富な自然の中で子どもたちをのびのび育てたい、そう考える若いパパ・ママにぜひお勧めしたい街です。
首都圏/西葛西
西葛西は東京都江戸川区南部に位置し、葛西地域の一角を占めています。主要駅は、地区を東西に横貫する東京メトロ東西線の西葛西駅。1969年に営団地下鉄（現東京メトロ）東西線が開通し、72年からの葛西沖の埋め立て事業、そして79年の西葛西駅の開業とその後の2000年の大規模な改善工事などにより、急速な発展を遂げてきました。
街は計画的に整備され、東京のベッドタウンとして、その利便性は高く評価されています。駅周辺にはアパートやマンションなど中高層の集合住宅が多く立ち並び、都市再生機構 (UR) を始めとする大規模団地もあります。大型スーパーや多くの商店あるいはスポーツ施設等も充実し、非常に暮らしやすい街と言えます。
なんと言っても海が近く、葛西海浜公園を擁することから、近年は特にお子さんのいるファミリー層に注目されている街です。
首都圏/西東京市
東京都西東京市は、2001年、田無市と保谷市の合併により、21世紀になり最初に誕生した市として知られています。西武池袋線・新宿線が東西を走り、市の中心には西武新宿線西武柳沢駅・田無駅と西武池袋線ひばりヶ丘駅・保谷駅が位置しています。
西東京市は旧田無市、保谷市の頃から東京のベッドタウンとして発展してきました。特に、かつては田無市と保谷市の市境に位置していた西武池袋線ひばりヶ丘駅周辺は、急行利用で池袋駅まで2駅15分の利便性もあって人気のエリアとなっています。駅南口は、駅前広場を中心に大型商業施設や高層マンション、銀行など並び、駅から少し離れると一転、比較的新しい住宅地が広がります。近年は大型マンションの開発も相次ぎ、ますますの発展が期待されます。
05年には、西東京市の誕生を記念し、市立いこいの森公園が開園、自然観察池やキャンプコナー、パークセンター、水遊び場など、文字通り市民の憩いの空間として親しまれています。
首都圏/三鷹市
東京都三鷹市は、東京のほぼ中央に位置し、多摩地域の最東端にある市です。市北部にJR中央線/総武線が東西に走り、三鷹駅を中心に商業施設が広がります。JR中央線/総武線の各駅停車はほとんどが三鷹始発で、また快速を利用すれば新宿まで13分でアクセスできます。神田川沿いには京王井の頭線の井の頭公園駅、三鷹台駅、市西部には武蔵境駅が位置しています。
市域には井の頭恩賜公園や野川公園、国立天文台三鷹キャンパスなど豊かな自然が広がり、2001年に開館した三鷹の森ジブリ美術館は現在も大変な人気ぶりです。古くから文人ゆかりの地としても有名で、山本有三記念館、太宰治文学サロンなどの様々な文化施設もあります。
全国に先駆けゼロ歳児保育施設が開設されたり、全国初の公共下水道100%整備を実現するなど、生活環境の充実への意欲的な取り組みも高く評価されています。
沿線で圧倒的な人気を誇る吉祥寺に隣接しているため、一般にはやや地味なイメージを持たれがちな三鷹ですが、街にはおとなの落ち着きがあり、むしろファミリー層にはよりふさわしい環境かもしれません。
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